こんにちは。アスレティックトレーナーのヨシキです。
お腹の脂肪が気になって食事で減量に挑戦したことがある人はいるのではないでしょうか?
食事量を減らしてみたにも関わらず思ったような成果がでない方がたくさんいます。
その原因は食事だけで体重を減らそうとしているからです。
人は生命を維持するために、全く動かなくても、寝ていてもエネルギーは消費されます。
このことを「基礎代謝」といいます。
基礎代謝とは体を動かさなくても消費するエネルギーを言い、個人差はありますがエネルギー代謝の50%〜80%を担っています。
運動をすることで筋量が増加し、基礎代謝量も向上しますが、体脂肪減少に寄与する効果は上記のように限られています。
一方、運動をプラスすることで活動量が増えます。
これにより生活活動によるエネルギー代謝も増加することで、体脂肪がエネルギーとして使われ、基礎代謝にプラスした減量効果が見込めます。
生活活動代謝は10%〜40%を担っていることからもわかるように、活動量が多くなると全体の代謝量も増えるというわけです。
そして、今回は触れませんでしたが上記の基礎代謝量、生活活動代謝の他に食事誘発熱代謝というものも存在します。
こちらは食事をする際に代謝されるエネルギーであり、全体のエネルギー代謝のおよそ10%を担っていると言われています。
1995年に日本内科学会雑誌に掲載されている「食事だけ介入したグループ」と「食事と運動を介入したグループ」を比較し体重の変化をみた研究では、運動をプラスしたグループの方が痩せられたという報告もあります。
このような過去の研究もあるように、運動をプラスすることで効率よく体重を減らすことができることは科学的にも証明されています。