こんにちは。
アスレティックトレーナーのヨシキです。
今回は自宅でトレーニングを行うために必要な運動環境について気温と湿度の観点から説明していきます。
なぜ環境を整える必要があるのか？
運動をするには最適な気温と湿度が存在しています。
おそらく真夏の暑いなか外で身体を動かすにも、暑すぎて動けなかった経験はあるのではないでしょうか？
また、運動をする目的として「身体の調子を整える」ために行うことも考えると運動や栄養だけでなく「睡眠」の質を高めることも意識しなければなりません。
その際にあると便利な商品について説明します。
WBGT計を知ろう
皆さんはWBGT計を聞いたことはありますでしょうか？
WBGTとは湿球黒球温度と言い、Wet Bulb Globe Temperatureの頭文字を取っています。
これは熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度（℃）で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数（WBGT）は人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きいとされる、
①湿度
②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境
③気温
これら３つを取り入れた指標です。
日常生活に関する数値
※1 28以上31未満、※2 25以上28未満を示します。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」（2013）より
運動に関する数値
※暑さに弱い人：体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など
（公財）日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」（2019）より
睡眠の質を高めるには
①寝室を真っ暗にする
②寝室を涼しくする
③気温：２０度前後
④湿度：４０〜６０％
このように真っ暗で涼しく適度な湿度で寝ることで、運動のみならず生活の質も改善するでしょう。
ぜひこれからオンライントレーニングを行おうと思っている皆さん
適切な気温、湿度を設定して快適なトレーニングライフを送っていきましょう。